冬と夏の話。
高校時代、秋の気配を感じ始めると同時に級友たちが動き出していました。
そう、乙女の必須科目『手編みのマフラー』です。
自分で身につけたり、贈り物にしたり、冬ならではの最強アイテム。
編み物がまったくダメな私は、ハナからやろうともしませんでしたが、
彼女たちは本気でした。
編み物をしたこともないのに、恋人のために5本指の手袋をキレイに編み上げている級友を見たときは、心底感動しましたよ…。
あれは「青」のつかないモンゴル力士が、相手を寄り切りながら、
相手が土俵から落ちないように、背中に回した手に力を入れていたのを目撃したのと同じくらいの感動でした(わかりにくいよ)。
あの感動をもう一度!
私も乙女になりたいのッ!
そして…
私は…
やりました…やりましたよ…
手編みのマフラー、
ではなく、
手縫いの…
浴衣…
「一針一針…愛憎込めて縫い上げました…☆」
何某さんは思ったでしょう。
「いっそ素直に呪ってくれ」
とね…(望遠)。
私が思い描いていた乙女になれたかというと、
微妙…
ですよねー。


