誰が着たのかわからなかった少し前。
直接祖母に聞いたところ、
あっさり解決しました。
「確か地域の祭りかなにかのときに踊りの衣装で着たんじゃないの。
袖が短いのは手甲をしたからで、
丈が短いのは下(長襦袢?腰巻?)を見せるように着たからだよ」
だそうです。
なるほど。
だからつんつるてんなんだ。
それにしても、
一般の娘さんが「踊りの衣装を自分で織るところから作る」って、
現在だとかなり特殊ですよね…。
(コスプレ衣装を自作するクリエイティブなお嬢さんたちも、
染めはしても機織りまではしないだろう…)
「昔はなんでも自分でしたんだよ」
と祖母は少し誇らしげな口調で話していましたが、
ほんとにそうだったんだなあ…。
木村伊兵衛の写真集に
「女たちは家こそ建てないが、それ以外の全てをこなしている」
といったような記述があったのを思い出しました。
その昔、
「機織りの下手な娘は嫁に行けない」
と当地では言われたそうで、
私「そんな時代に生まれてたら、
愛妹は(超絶不器用だから)絶対嫁に行けないよね」
妹「そういう時代だったらそれなりにしてたもん」
私「でも間違いなく上手じゃないでしょ」
妹「え〜…うん…」
私「ほんとよかったね…今の時代に生まれてて…」
妹「…うん…」
私「……(望遠)」
私たち姉妹の間にしょっぱい空気が流れました…。
祖母が生きた時代に生まれていたら、
おそらく私は「しょうがないなあ!」「下手!貸して!!」
なんて言いながら、妹の機織りの手伝い(というか肩代わり?)を
することになったと思いますよ…いや、本気で。
なにしろ「デザート作ったよ!」と自慢気に
フルーチェ(ボウルに入ったまんま)を差し出す妹ですからね…。
私「ほんとよかったよ…今の時代に生まれてて…」


