お盆に帰省すると、毎年誰かしらが幹事になって、
同級生と飲んだり食べたりする会を開きます。
去年は私が幹事だった(ような気がする)ので、
割と強引に「浴衣で飲んじゃおうよ会」にしてみました。
いろんな意味で芝居っ気たっぷりの友人たちなため、
なかなかいい具合に浴衣で参戦してくれましたよ。
今年は「気が向いたら浴衣で行くけど、一緒にどう?」と声をかけてみました。
結果、友人2人(女将(笑)含む)と私、友人の子供(10ヶ月)が浴衣(甚平)で参加。
私の浴衣と帯はこんな感じで。

綿の半幅帯は締めやすくて緩まず、とてもいいです。
それにしてもこの衿と左胸の柄合わせ、優良可のどれなんでしょ。
四葉がぎっしりてんこもり!です。
見えにくいですが、足元は(妹に借りた)アジアン草履です。
二枚歯の下駄は足が疲れるから…(笑)。
白いバッグも洋服と兼用。

暑さ対策のため、伊達締めをせずにコーリンベルトだけにして、
すぐに帯板をつけてしまっています。
補正も最小限で、胸にはハンドタオルを三角に折ったものを、
腰には(肌襦袢で使う腰紐に)折ったタオルをひっかけています。
あまり補正はしたくないんですが、やっぱり胸と腰には必要だと思います。
(帯がキュウ〜となって、下がフレアスカート状になるのを回避)
汗取りにもなりますしね。
肌襦袢もやっぱり汗取りの意味も含めて、
暑いけれどつけています(白い帯に色移りしていたことがあるので…)。
冷房が効いている店内に入ると、そんなに気になりませんしね。
浴衣の、裏も染まっているものには2種類あるようです。
江戸時代(中期?)に生まれた長板中型、
それから明治後期になって生まれた注染。
長板中型は表を染め、それから寸分の狂いもなく裏も染めるので
高度な技術が必要となります(無形文化財に指定されている)。
調べてみるとやっぱりお高いようで…
確かに裏と表で模様の違う浴衣の反物、べらぼうに高いですもん。
「風で裾がひるがえったとき、裏が白いと格好悪い!」
そんな江戸っ子の心意気(?)を反映して誕生したという説もあるんですって。
注染は、
「注染:ちゅうせん」
型紙を用いて防染糊(のり)をつけた布を重ね、
染料を注いで下から吸い取って染める技法。
手ぬぐいや浴衣などを染めるのに使われる。(大辞泉より)
とありました。
長板中型よりも生産性が高いとはいえ、
手作業には変わりなく、現在注染の職人さんも減ってきているのだとか。
ちなみに長板中型は1日3〜8反、注染は1日100反を作る事が可能と
言われているそうです(職人一人で)。
今の私にはどっちがどっちなのか見ただけではわかりません…。
わかったことといえば、
注染の浴衣の売り文句に「ぼかし」という単語がよく登場するということ。
それから長板中型には、型を使って染める際にできる、
型と型のつなぎ目の染めムラのような部分が「中型染め」の証…
ということ…くらいです…(なんてあやふや)。
この打出の小槌模様の浴衣地は…多分注染…かな?

裏も染まっています。
こちらは一目瞭然、プリントです。

裏が白っぽくて、染まっていないのがわかります。
最近、プリントでも裏まで染められる技術が開発されたとかで、
そうなるとますます見分けがつかないですね。
断定はできませんが、これはおそらく長板中型だと思います。

理由はこの指先2ヶ所にある線(クリックで画像は拡大します)。

これが型と型の合わせ目…のような気がします。
某着物MOOKに
『この線を「染めムラだ!」と嫌がる人がいるのだけれど、
これこそ「長板中型のあかし」なのよ』
とあり、へええ〜と思いました。
手持ちの手拭や浴衣を見てみよう。