浴衣と手ぬぐいのことを考えていたら、
着物に目覚め始めた頃に見かけたサイトを思い出しました。
記憶があいまいで、京都のお洒落な着物関係のお店か、
和関係のイベントをしているカフェかは覚えていないのですが、
白と黒の細かい竹柄(葉はなく、縞のようになっている)の手ぬぐいを、
小柄なおばあちゃまが浴衣に仕立ててらして、
その姿をお店のスタッフが撮影、コメントをつけて載せてたんですよ。
確か「手ぬぐいから浴衣ができるんですね。びっくりしました」みたいな…。
それから、和裁を始めたばかりの着物好きの方のHP。
明治生まれ(確か…)の先生のアドバイスで、
お気に入りの手ぬぐいで浴衣を作ることを思いつき、
ダイナミックな柄とシンプルな柄の手ぬぐいを組み合わせて、
とても格好いい浴衣を仕立てられていました。
そうなのよ、手ぬぐいって縫い合わせて浴衣にできるのよね…。
確か16枚だか18枚だかをつなぎ合わせて…
でもどう接ぐんだろ。
普通に縫って縫い代を割るんだろうか…。
ん〜。
コストを考えたら普通に反物を買った方がいいのかしら。

半襦袢の上下が完成しました。
くけるのを放置し続けて早数ヶ月。
やっと、やっとの完成です。
感慨深いわ〜。
ちなみに半襦袢の襟には絽の半衿がついています。
秋も深まったというのに…
来年の夏が楽しみです(軽い負け惜しみ)。
どれを仕立てようか悩みながら反物を並べていたところ、
ふと目に止まったタグ。

文展ゆかた、帝展ゆかた。
タグの色も形もそっくりなのに名前が違います。
…なんだろうこの展覧会。
東京本染の展覧会みたいなもの?
気になる…(古いタグ好き)。
ネットで検索しても有益な情報は得られませんでした。
帝展ゆかたには「天満屋」のタグもあるので、変なものではなさそうです。
この「〇展」というのが、今でいうブランドのような役割を果たしていたのでしょうか。
古い反物は幅が狭いというので、何気なく並べてみたところ…
全然違う…!!
こんなに差があるものだとは思ってもみませんでした。

幅が広いものほど新しいのかしら…。
(男物は女物より幅が広いそうですが、手持ちの反物はどれも女物です)
実際、一番手前の青い反物は新しいもののようで、
「白樺物語」というカラーのタグがついていました(長さ11.7m)。
布の触り心地もふんわり柔らか。
高校の和裁の授業で縫った浴衣みたいな手触りです(つまり洗濯するとへたりそう)。
教材に使う反物は季節はずれに調達することが多くて、
おまけに選べる種類が少なくて微妙に高い。
しかもてろってろ(笑)。
ヘラで印つけをしていたクラスメイトが、
反物を切り裂いてしまったりしてましたよ…。
ペーパーナイフ…?
当時はKANSAIやHIROMICHI NAKANOの反物を
用意していた子がうらやましかったな〜。
(今思うとラメやぼかしやパステルカラーはちょっと…ですけど 笑)
浴衣って一番気軽に着られる着物だから、色々な出来事が記憶に残りやすいですね。

「ゆうこちゃん」という友人がいて、
彼女はみんなに「もめちゃん」と呼ばれていました。
ああ、「木綿子」ちゃんね。かわいい名前です。
そういえば絹、綿、麻、結、綾、紗、衣など衣装を連想させる漢字を使った名前の女子って、身近にもたくさんいますね。
それにひきかえ男子はせいぜい麻くらいかな?
女の子の名前にイトヘン(糸)を付ける親たち。
なんとなく気持ちがわかるような気がします。
さて、もうすぐ阿波しじらが完成しそうなので、次に何を仕立てるか考えなくてはなりません。
「練習用に!」と買い求めたもめちゃんの群れから…次はどれを仕立てようかなぁ…。
しっかし地味なのばっかりですね。

男モノの浴衣反物。
両面染めで粋な雰囲気です。
古着屋さんがあまりよく解かっていなかったようで、
破格のお値段で購入しました。
これを浴衣に仕立てたいんですが、
知人があまり乗り気でないような雰囲気。
理由は解かっているんですけどね。
「もっと派手なのが着たい」
多分こう思っているに違いない。
確かにちょっとクセのあるものも似合うとは思いますが、
(夏は特にひどく、目に染みるほど鮮やかウェアを纏ってらっしゃる)
男物の浴衣って、奇をてらった柄だと変に安っぽく見える気がするのよね…。
クセのある浴衣がいいのなら、老舗で反物を選んで仕立てた方がいいと思います。
竺仙とかね。
竺仙 製品情報にある
「2006年の浴衣人気ランキングベスト10」の
3位『コーマ正藍「手綱に千鳥と荒波柄」・「隈取に縞柄」』
7位『つむぎ浴衣「こうもりの柄」』
どれもとっても素敵。
「手綱に千鳥と荒波柄」なんて女物にしても素敵でしょうね。
男物も奥が深いです…。
私の好きな着物姿は「ぎりぎりほっそり」です。
補正を最低限にして、胴回りをほっそり見せたいのです。
ここまでとは言いませんが、大げさに言うとすればこんな感じかも…。
私、人間の見た目で一番好きなのは「全身のバランスがいい人」なんです。
スリムなモデル体型がいいっていうのではなくて、
頭部と胴、腕、脚の長さや太さがピタっと決まってる人。
だからちっこい頭にでっかい首下、っていうのがもう我慢ならなくって。
なんでそんな大きな着物を無茶な補正までして着てんの!って思っちゃう。
まあ…肩のしっかりした腕の長い洋服体型の人は、
脇縫いの関係でどうしても身幅が広くなってしまうんでしょうけども。
とはいえ、細くみせたいからって
補正ナシで帯がぎゅっとなって胴まわりに変なシワが寄り、
腰にはギャザーができて下半身はフレアスカート…。
…そんななら洋服着てた方がよっぽどいいよ。
幸い断面の丸い胴回りでおしりも立体的ではないため、
胸とおしりの上にちょっぴりタオルを乗っければなんとかなっていますが、
振袖を着て「細いねー」って言われる人、あんまりいないと思う…。
(自分で着付けたので肉襦袢が詰められていなかったのです)
礼装のときは多少厚みがあった方がゴージャスなんだろうか…?
しかし…娘さんの振袖もオバ様の留袖もまったく同じ着付け方って変じゃあない?
初々しいほっそり着つけで、胸はふっくらおしりもふっくら帯は高々、が娘さん。
式場で着物姿の首から下を見ると年齢不詳の人、多いですよぉ。
って私も年齢無視して帯揚げはふっくら出したいんですけど(笑)。
確かに改良枕を使うと帯枕の位置が変えられない、というのはあるみたいですね。
私も改良枕を使っていますが(実は「次は手結び」という時から教室に行けていない)、
年配の生徒さん曰く、腕が上がらなくてツライから改良枕で帯結びをしている、のだそう。
毎日着ているならともかく、たまに着るならそっちの方がストレスを感じなくていいのかもしれません。
久々に着ると冬でも汗だくになるもんね…
そう、腕を動かしていると、
身八つ口の辺りがダブついて、胸がたれているようになってしまいますよね。
あれ、ふくらんで見えるからどうにかしたいんですよ…。
知り合いの着付けの先生は、それを防ぐためにコーリンベルトでつまんでいるんだそうです。
左右の身八つ口の下をクリップでつまんでおくと、腕を動かしてダブついてきても
背中にまわしたベルト部分が縮んでダブついた部分を帯の下に引っ張り入れてくれるという寸法。
襟元が詰まってきてしまう人にもいいかもしれないですね。
ところでこれ、惜しくない普段着だったらいいけれど、生地は痛まないのかしら…。
色の褪せた、「もうこれは引退か…」という様子の半襟が手元にあったので、
ウコン染めに挑戦しました。
以前にも一度、帯揚げを染めたことがあるのですが、
ウコンで染まらず紅茶で染めたら…汚れた赤ちゃんのオシメみたいになっちゃって…。
(群ようこさんの本にもありましたね…)
今度こそうまくいくといいな〜。
用意するのはこちら。
大抵どこのおうちにもあるものばかりです。

半襟(多分絹)、ウコン(ターメリック:調理用スパイス)

乾燥剤(石灰)、ゴム手袋
まずは鍋にお湯を沸かして、適当にウコンを入れます。
少し沸騰させてから、水で湿らせておいた半襟を投入。
気が済むまで煮ます(もちろん煮すぎないように)。
煮ている間に石灰液を作ります。
半襟が漬かるくらいの水に乾燥剤を入れ、溶かします。
乾燥剤によっては固形分が多いものもあるので要確認。
そこへ気が済むまで煮た半襟を投入。
(一度水で洗ったっけ…?どっちでもいいと思うけど)
しばらく漬けておきます。
黄色から橙色になりましたね。

しばらく漬けておいた半襟を水にさらします。
ここで色が流れ出るようだったら酢を少々入れます。
軽く脱水して乾燥。

できました〜。
なかなかいい感じ(実物はもっと濃い色です)。
少し染めムラもありますが、味ということで。

もう1枚染めていたのですが、染まりが悪かったです。
混紡だったのかな?
絹100%の半襟だと綺麗に染まると思います。
混紡で思い出しましたが、数年前、混紡風の半襟をウコンで染めたとき、
黄色く染まった繊維に、橙色の点々が数ヶ所ついていました。
おそらく、その点々部分が絹糸だったのでしょう。
その点々、全体の1%にも満たなかったですよ!
これからは「絹混」の表示に惑わされないようにしよう、と心に誓いました。
訪問着・付け下げ・付け下げ訪問着・付け下げ小紋…
これらの見分け、ついていますか?
境界がうすぼんやりしていて、自分の中でいまひとつはっきりしません。
襟と胸の模様がつながっているのが訪問着、と思いこんでいるのですが、
正しいのかは謎。
付け下げでも裾模様が前・後ろ身ごろに続いているものもあるし…(これが付け下げ訪問着?)。
付け下げ小紋は比較的わかりやすくて、模様が上向きになっているものです。
(通常の小紋は模様が交互に上下を向いている)
その付け下げ小紋、手元にあるのですが…(ずっと小紋だと思っていた)
いつどこで着ればいいの?帯の格ってどうなるわけ?
披露宴には向かない…よね?
せいぜい二次会かレストランウエディングまで?
朱色の付け下げ小紋、いいかげん着られるリミットが迫ってるんですよ。そんなある日…
これらの謎に追い討ちをかけるように、摩訶不思議な着物が目に飛び込んできました…。
最近次々と発売されているタイプの着物雑誌だったと思うのですが、
『プロムナード』という種類の着物が紹介されていました。
(著名な着物コーディネータの方が監修されていたような)
プロムナードとは一体…?
プロムナード【promenade】1 散歩。2 散歩道。遊歩道。
その名のとおり、それほどかしこまっていない、けれど普段着でもない
裾模様のある飛び柄の小紋で「ちょっとしたお出かけ、お散歩着」なのだとか。
ネットであれこれ調べてみましたが、あまりよくわかりませんでした。
モガの全盛期に東京の有名百貨店が競って売り出した「新しいお出かけ着」で、
〇〇百貨店では「訪問着」、◇◇百貨店では「プロムナード」、■■百貨店では…
と、名前は違ってもデザインに大きな違いのない着物を作ったのだという説もありました。
いつの間にか姿を消し、現在はアンティークでしか手に入らないのだそう。
アンティーク着物好きの乙女のカリスマ、
さらささんの
ANTIQUE KIMONO SARASA銀座店のブログにプロムナードを見かけましたよ。
プロムナード…素敵…。
アルバムの整理をしていたら、卒業式の写真が出てきました。
「なんであんな辛子色の着物を選んだのか解からない…」
と言っていましたが、あらためて見ると山吹色ですね。
白い縞のように見えますが、線だけの矢絣になっています。
見えにくいですがピンクの花も飛んでいました。
ふうん…思っていたより悪くないかも。
友達がバイトをしていた結婚式場を紹介してもらい、
社割(のような割引)で一式レンタルしたもので、
確かKANSAIの着物だったと思います。
「袴は絶対に紺じゃないと」これだけは譲れなかったです。
女学生は紺袴ですよ!
向かって左が私。
右の友人はママの色無地を合わせていました。
何人かそういう子がいて「それでも良かったな〜」と思いましたよ。
ゴテゴテしていなくて清楚な雰囲気です。

薄手の綸子の色無地を着ていた友人は「寒いよ〜」とふるえていましたが(笑)。
振袖を着ている子もいましたね。
お嬢の同級生は「200万の振袖」ですって…。
それ…帯・長襦袢・仕立て代も含めて…?振袖(未仕立て)だけのお値段?
いや、どっちにしても天文学的な金額ですよ!!
そんな中でも特に目立っていたのは彼女でした。
片身替わりの着物!

私の肩の後ろの方に見える格子っぽいなにかは、白と紫の矢絣の着物です。
この子も目立ってたな〜。
女学生!というイメージだったのでしょうが、この色と大きさの矢絣模様を見ると、
ついつい志村けんのバカ殿様に登場するお姉さんたちを思い浮かべてしまう…。
色違いで柄がもうちょっと大きかったらよかったのにな〜。
勢ぞろいして。
紺の袴が多いのはほんの偶然です。
赤や紫、刺繍あり、ぼかし、うぐいす色(…)まで色々な袴姿が見られました。

中央にいるぼかし袴の友人は、長いつけ毛にリボンをつけてハイカラさん風です。
私と片身替わりの友人以外は、150センチあるかないかのミクロさんばかり。
やっぱり袴と上半身のバランスがいいですね〜。
お人形みたいで可愛いの。
着ているとわからないけれど、写真で見ると袴が長くてちょっと妙な感じがしますね。
短い袴でブーツの方がバランスがいいかも。
あ、ところでタカラヅカの短い袴、すっごく気になりません?
あれにはどういう由来があるのかしら…
ようやく涼しくなってきて、浴衣を洗う元気が出てきましたよ。
(吊るして汗は飛んでいるとはいえ、もっと早くしないとね…)
昨日は2枚洗うことに。
本当は3枚洗いたかったのですがあまりにも眠く、志し半ばで倒れました。
衣替えのための洗濯なので、まず襟と袖口と裾の汚れをチェックして、
身八つ口がほどけているものは補修して留めておきました。
浴衣やウール、木綿の単は自分でメンテナンスできるからいいですね。
(でも単の紬ならおうちで洗っちゃう)。
この日に着た
四葉の浴衣と、
古着屋さんで見かけて、柄に一目ぼれした乱菊(…ですよね?)の浴衣を洗いました。
横向きの乱菊はそんなでもないんですけど、真正面の乱菊ってイイかも。
花火みたいです。

そういえばリアルな菊は苦手だわ。
ほんのり仏壇を思い浮かべてしまったり…(笑)。
マーガレットみたいな菊や、むじな菊は好きです。
デフォルメされていたり抽象的ならいいのかも。
ものにもよるけれど…。
抽象的でも観世水は苦手なんだ〜。
この乱菊の浴衣、丈も短いし襟つけ周辺も謎だったので、
ほどこうかと思っていたのですが、
羽織ってみた感じでは…頑張れば着られるかもなあ…。
どうしよ。
何回か普段に着てそれから解こうかしら。

襟の内側(?)が子供の着物みたいになっていました。
襟先に継ぎもあります。
長さが足りなかったのか裁断に失敗したのか…。
縫い目も粗いし仕立て方も下手だし(私がそれを言うか 笑)。
昔の浴衣って布地がほんとうにしっかりしていますね。
手ぬぐいの厚さくらいあるかも。
足首が擦れると痛いくらい厚い(どんだけヤワな肌なんだ)。
着心地はコーマ地の浴衣が柔らかくて一番好き。
Tシャツの肌触りに皮膚が慣れてしまっているんだろうか…。

「小倉かのこ」。
粒あんとこしあんと栗が…もう!
美味しいよ〜。
栗のかたちの煎餅もかわいいです。
今日は濃茶でした。素敵。
昨日は和裁の日でした。
前回から、古い町並みに建っているサロンのようなお宅(?)で教えて頂いています。
先生は俳句の会でも使われているそうです。
持ち主の方は関東在住で、月に何度か通われているとか。
みなさん趣味人ですねぇ。
いい風が通るので窓と戸を開けて作業をしていたら、
色々な方が「〇〇さん、今日はいらっしゃるの?」とか、
「開いていたからのぞいてみたのよ〜、〇〇さんお元気?」なんていう挨拶がひっきりなし。
ご主人はどんな方なんでしょう…。
「会ったら驚きますよ。楽しみにね」
と先生が含み笑いをされていたのが気になります(笑)。
謎の印つけのせいで柄合わせがズレていた背縫い
(結局柄も少しズレたまま、繰り越しあげもズレたまま仕立てることに…)と、
糸印が両面表になっていて縫えなかったおくみを特急で仕上げていたときに、ふと思い出しました。
「先生はずっとこちらにお住まいなんですか?」
「ええ、生まれも育ちもずっとここよ」
ひょっとして…
「女紋、お持ちですか?」
「ええ、ありますよ?」
←普通じゃないの?という反応。「女紋、関西とこの辺り以外ではほとんどないんですって」
「あら、そうなの?」
←ちょっとびっくりされている様子。「うちもなんですけど、独身時代は父親の紋をつけてその後は嫁ぎ先の紋なんです」
「ああ…そういえば妹の嫁ぎ先のお舅さんが気難しい方で、なにか言われたって話してたわねぇ…」
←そういうおうちもあるのね、といった雰囲気。「…女紋って、合理的だと思うわよ。独身時代の着物もその後に作る着物も紋を替えなくてもいいし」
「確かに祖母や母親に譲られた着物もそのまま着られますもんね」
先生にとって女紋の存在はあまりにも身近で、
持っていない人との比較をしたこともないのでしょう。
「先生の女紋はどんな紋ですか?」
「私は桔梗よ。祖母までは丸があったんだけど、母がとっちゃったのよ『丸、とったからね』って。紋合わせが難しいって呉服屋さんに言われたとかで」
「うちは父が木瓜で母が蔦なんですよ」
「蔦、感じがよくて好きですよ。洒落紋で羽織に入れたことがあるわ」
「旦那さんの紋はどんな紋なんですか?」
「あのひとは…羽が2枚の…なんていう名前だったかしら…」
和裁学校の先生をしてらして、お煎茶の先生でもあって、
紋付を着る機会も多かったであろう先生は、旦那さんの紋の名前をご存じでない。
ちょっと新鮮です。
これからちょくちょく女紋のことを聞いてみよう。
「あなた、多分変わってるのよ」と言われようとも(笑)。
5年ほど前、当時勤めていた職場の人に京都のお土産を頂きました。
にほひ袋に風呂敷、小風呂敷まで頂いて「豪気な人だなあ…」と思った記憶があります。
(女子職員に配って余ったものだったらしい)
もうけもの。
こちらがなんとか、っていう有名店のにほひ袋。

さて、このにほひ袋ですが、
帯締めや帯揚げを入れたケースに入れていたところ、
すっごく匂う!
ほんのり香ればいい匂いでも、
強烈に香るとそれはもうただの悪臭でしかなく…(香水と一緒ですね)。
慌てて元のビニール袋で封をして、箱にしまいっぱなしにしていたのですが、
最近、とある事情でもう一度使ってみようかな、と思っているのです。
その事情とは…
「着物の臭い」
あの箪笥の中で長い間眠っていた臭い…
風を通してもどうにもならない臭い…
さらに死蔵されていた反物なんて、
水に漬けると洒落にならないくらいヤな臭いがいたします…
何度洗っても駄目。
解かってる、解かってるの。
臭いところに香りをつけても臭いまんまだってことは。
でもどうにかしないと部屋に蔵みたいな臭いが染みついちゃって困るのよ。
部屋自体が箪笥みたいになっちゃてるの。
それにしてもなんだろう…
あの湿気をたっぷり吸い込んだ?絹の嫌な臭いって…。
樟脳でもないような…たんぱく質が変性してるのかしら…。
皆さんは頂いたり買ったりした古い着物(や反物)の臭いって、
どうしていらっしゃるのでしょうか。
クリーニングに出すと高いうえに、
アイロンでペチャンコになりそうだし(浴衣がそうだったから…)、
反物の状態でクリーニングってできないだろうしなあ…。
悉皆屋さんなら大丈夫かもしれませんが、
そこまでする価値のないような布かもしれないし…。
重曹とか明礬とか、
どうしても駄目ならファブリーズでも試してみようかしら…(最終兵器)。
そういえば煎ったお茶の葉もいいって何かにあったな…。
普段キャンディーを口にすることはほとんどありません。
が、ときどき無性に食べたくなるのがこの小梅。

つつみ紙にあるプチエピソードもかわいいし(小梅ちゃんと血液型一緒だ〜、とかね)、
大玉2コもオマケっぽくて好き。
ちなみに好きなものは真っ先に食べるタイプです。
以前にも書きましたが、現在のパッケージは3種。
好きな着物ベスト3を決めたのだそうです。
赤地に黄色い麻の葉文様が1位。
赤と黒の市松は3位です。
2位はチラリと見ましたが、赤と紫…?す、すごいね…。
そういえば知人(男性)は、
「職場の人(男性)がたまにこの飴を買ってくるんだけど、
いつも自分に大玉2個ともくれるんだよね…なんでだろ」
と話していました。
大玉キャラ?
ちびっこか?

和裁の先生を紹介してくださった方(骨董店店主)のお店で購入した反物。
染め替えした状態のまま死蔵されていたようです。
私としたことがお付き合いで購入してしまい、
我に返ってから「地味…」とテンションを下げに下げていました(笑)。
紬ではないのにポコポコがある反物を見て
「これはいい物よ。山繭じゃないかしら」と先生はおっしゃってましたけど…
そうかしら。
個人が織った白生地の気が…。
ともかく、いつでも印付けができるように、縫い合わせてある糸をほどいて芯に巻く作業をしました。
改めて見るとそれなりに綺麗な布。
これで単か〜。
色からして9月の着物になりますが…着ることってあるのかしら。
いや、着る機会を作るのですね。
フミヱ工房に顔を出すたびに祖母フミヱに言われるのがこれ。
「しなさん…あなた、いい旦那さんを見つけなくちゃいけないねぇ」
そのひとことは、いつもため息まじり。
実際は方言で話しているので、切実さがより一層染み入ります…(笑)。
あ、今、カン違いをした人が多いのでは。
これは「夫」とか「パートナー」という意味の『旦那』ではなく、
「お大尽」とか「パトロン」という意味の『旦那』なんです。
やんわり時代錯誤な、和裁や着物や人形づくりを趣味にしている「自分の好きなことしかしたがらない」孫娘を慮ってのひとことだとは思うのですが、なんていうか…女主人が遊女にむかって「あんた、大店の旦那に身請けされるといいねえ」って言ってるのに似てはいないかい…?
こういった祖母の発言から想像するに、
着物を着ている女子と連れ立って歩く人物には
「余裕(寛大な心含む)」と「洒落」が必要だと思われているような気がします。
芝居ッ気とか茶目ッ気もあわせて必要かも。
確かに父は私が着物を着て出かけようとしていると、
「年末に着物なんか着てふらふらしていると、(ご近所さんに)呆けた娘だと思われる」
「(人と違ったことをしたりして)面倒くさい奴だな」
と毎回愉快な発言をしてくれます。
下のは単に照れているだけかもしれませんが、上のは本気。
忘年会に着物を着て行きたかったんだもの〜いいじゃないのさ。
こういうところが田舎って疲れるな〜と思わせるのよ…。
実家のあたりはまだいいんですが、古い家が多い地域だとご近所の目が厳しいのだそうです。
用事があるから仕事を早退したら、ご近所さんに「どうしたの、平日なのに仕事は?」って聞かれたり、
ミッフィーのタオルを干していたら「あら、〇〇ちゃん、子供できたの?」って聞かれたり…。
そんな、まさか…の連続。さて、「しなちゃんには…ちょっと年上でお金を持っている人がいいと思うわ〜」
と叔母にまで真顔で言われた私ですが、同じことを愛妹も言われていました。
…私たちはどんな姉妹だと思われているんだ…。
妙齢の従姉妹が何人もいるのに、
その中でも「ちょっと年上でお金を持っている人がいい」とそろって言われてしまう私と妹。
これは暗に
「そんな都合のいい相手なんて簡単には見つからないだろうから、間違いなく婚期が遅れる姉妹」
と言われているのも同然なのかもしれません。
ちなみに妹は私と間逆のアウトドア派で、
フットサルにバレーボール、テニス、スノーボード、果てはカヌーまで手を出しています(水泳も少ししてたっけ)。インドアとアウトドア、正反対の理由にもかかわらず同じ言葉をかけられる姉妹。
これってちょっと面白いかも…(笑)。

こんな状態で無事に出来上がるのでしょうか…。
格子+格子コーディネート☆
な〜んて博多帯と合わせてる場合ではない気もします…。
いや、くじけないようにテンションを上げとかないとね!
(現実逃避?)

和裁の宿題をしていたのですが…
背縫いを縫い終わる直前に…
印と柄が合わない!
と気づきました…。なんでこんなことになったのか…
繰りこしあげからズレてるし…(致命的)
ど、どうしたらいいのかしら…
柄を合わせるのが今回の目的のひとつだったので、
とりあえずほどいて柄を合わせて縫い直しをはかりました。
ら、とんでもない頭痛に見舞われ…。
もともと天気が悪くて頭が痛かったのに追い討ちをかけるような鈍痛。
危険な予感!と痛み止めを飲んだものの時すでに遅し…
頭が痛くなりすぎて〜吐き気うぇ〜
体調が悪いときに集中するのは危険です。
長い長い順番待ちの末、昨日やっと読むことができました。
今回は家鳴がよく鳴いていてかわいいです(笑)。
犬は苦手ですが、獅子丸(仮名)となら遊びたいかも。
旅の初っ端からかいまきに包まれて、若だんなは大変ですね。
なんてざっくばらんな感想…。
個人的な見どころは、そう、変化朝顔です!
私が最もときめきを感じるもののひとつ、変化朝顔…。
まさかこんなところで出会えるとは…。
雲助の新龍(好きだ)の彫り物を「きれい〜」とほめる若だんな、
なんとなく今どきの若い子みたいで面白い。
さっそく組紐について調べようと思い、図書館で本を借りました。
しかし驚くほど資料が少なかったです。
組み方の図(手書き)と文章だけの説明じゃなくて、写真と「○○組み」っていう説明が欲しかったのになぁ…。
様々な組み方をアレンジしたり組み合わせたりしているものもあるからでしょうか、
見たことも聞いたこともあるポピュラーな組み方はどの本にも載っていました。
う〜ん…。
カタログみたいな本、ないのかしら…。
もう少し探してみよう。

この組紐の本、しおりが組紐になっていました。
さ…さすが京のくみひも…。
可愛いものを見つけるたびにちまちまと買い集めてしまいます。
結果、ケースからあふれ出て無造作に放置されていたり…。
これではいかん、と帯締めを整理することにしました。
ちょうど普段用とお出かけ用と浪漫用(笑)のものがそろっていたので、
見比べてみたところ面白い。
まずは普段用の丸組み(金・銀糸が入っている場合は別)。
締めるときの始末も、両側を上から押し込めばいいので気軽に使えます。
(↑説明が難しくていまひとつ…)

向かって左の黄緑+象牙色の帯締めは、祖母フミヱに貰ったもの。
中央の桃色グラデーションの帯締めと同じ組み方なのに、
随分印象が違いますね。
右の3色?の帯締めはまだ締めたことはないのですが、
固くて伸びが悪く、ちょっと使いづらいかも。
こちらは金糸が入っているお出かけ用平組み。
左の帯締めはキチンとした印象なのでキレイめなコーディネートに合わせて。
このふたつに似ている色の帯締め、いくつもあります。
着物に合わせやすい色なのかしら…。
え?ショッキングピンクの帯締めも合わせやすいの?!と驚いた人。
古い帯締めを侮ってはなりません…。
目がチカチカするような蛍光キミドリの帯揚げ帯締め、見たことあるでしょう?
あれに比べたら随分合わせやすい色だと思いますよ。
ショッキングピンク…(正確には牡丹色でしたっけ?)。
平組みと角組みの区別があまりついていないのですが、この二つは多分平組みのはず…。
平組みの帯締めは好きです。
普段に使う時、左右で押し込む方向が違います。
右は「晴れ」で上から、左は「褻(け)」で下から…ですよね(あれ?)。
着つけの先生が「お慶びで上から」と説明されていたのが素敵でした。
およろこびー。
ちなみに結婚式などでは両方とも上から(房が上になるように)、
お葬式なのでは両方とも下から(房が下になるように)です。
…でも着つけ教室で違うやり方をしている人がいたんだよなあ…。
房の方向は一緒だったんですけど…。
インパクト大の浪漫用(笑)。
とにかく太いです。
左側の帯締めは片方が銀でもう片方がショッキングピンク。
おどろくほど状態はいいのですが、経年劣化しています。
これを締めて出かけることって、あるのかしら…。
袖の長い渋めの銘仙に合わせたらいいかも。

すでにケースにおさまっていたので撮りませんでしたが、
浪漫用の帯締めがもうひとつあります。
ショッキングピンクと黒の矢羽根模様。
またショッキングピンクだよ…。
帯締めの組み方に風雅な名前がついていたりするので、
ちょっと調べてみたくなりました。
あ、れ…?
…ケースのふたが閉まらない…!
「和煦 2006秋号」が届きました。

今号の表紙は、とてもシックなモノトーンの着物。
今っぽい着こなしですね〜。
モデルさんがかわいい雰囲気の方なので、ギャップが気になりました。
もっと体温の低そうな人だったらしっくりくるのかも?
ですが帯が暖色なので、そこまでキツイ印象ではないですね。
和煦に掲載されている帯は、いつもとても可愛らしいので注目しています。
中のページの紬(?)の着物は、2着とも好きです!
彩度も明度も高い、きれいな色なんですよ。
薄いピンクのグラデーションと、エメラルドグリーンと青みがかったグレーのチェック。
基本的に柔らか物が好きなのですが、こんなにかわいい紬だったら着てみたいな〜。
着物を中心とした和の世界をおしゃれに楽しむための情報誌 和煦(わく)
http://www.waku.jp/main.html
「名は魂につけられたもので、名を呼ぶことで魂を奪われる」
と古代では考えられていたのだとか。
生きている間は本名を明かさなかった、など、興味深い話が盛りだくさんです。
『なぜ、道具に名前を書き込むのか』という章では、
「家紋と女紋」という項があり、あまりにも自然に女紋が登場します。
え、なんで!?とびっくりしたのですが、
著者は奈良県の出身で何代も遡ることのできる家に生まれたのだそう。
「女紋」が日常に溶け込んでいる環境で育たれたのでしょうね。
「名前」というものが、日本文化の中でどう考えられてきたのかがわかりやすく書かれた本です。
特に「袂」の話が印象的でした。
上の本を読んでいて「名前」に対する考え方が気になった本を思い出しました。
この本は、主人公が譲り受けた不思議な和箪笥をめぐる物語、小説です。
主人公の弟の奥さんは、生まれた子供に本名とは別の名をつけ、
いつもはその名を呼ぶようにすると話していました。
この漫画は有名ですね。
名前は『呪』だ、と主人公の陰陽師は話していました。
みだりに本名を名乗るのは危険だぞ、という意味だったのか、
なるほど生まれた我が子に「小さい人」と話し掛けている…。