きもののひ

着物にまつわるあれこれを綴ります。

今から5,6年前になるでしょうか、
着物に興味を持ち始めたばかりの頃、
骨董マーケットをちょこちょこ覗いていました。
着付けを習い始めたばかりだったので、練習用の帯や小物を物色したり…。

あるとき、かわいい感じの帯ばかりを並べているお店が目にとまりました。
遠州椿の連続柄の、ポップな色合いの帯が気に入ったので、
商品を整理していたお姉さんにお願いして見せてもらったのです。
「それ、見せてもらっていいですか?」って。
少し間を置いて「あ、はい」と持っていた帯を渡してくださったので、
「商品を並べてる最中に声をかけて悪かったかな…」と思いつつ、帯の状態をチェック。
かなり状態がいいものだったので、欲しいな〜、いくらかな〜、と悩んでいると、
お姉さんはどこかに行ってしまいました。

しばらくすると、別のお姉さんがやって来て、
「それ、かわいいでしょ〜」と声をかけてきました。
「ああ、お姉さんふたりで店番をしてるんだな」と納得しつつ他の商品を見せてもらっていると、
酔っ払った男性が絡んできたのです。
「アンタ、ねえちゃんのモン横取りしただろ!」って。
男性の横にいた女性は「もう、やめなよ」と腕を引っ張り困り顔。
男性のロレツがあやしかったので、お店のお姉さんもお客さんも
「気にすることないわよ。時々いるのよ、ああいう人」となぐさめてくれたのですが…

…もしかして、私がお店の人だと思っていたお姉さん、お客さんだったの?
そういえば男性の横にいた女性…に似ていたような…?
それなら何も言わずにお店を離れないで、
「それ、私が買おうと思ってるんですよ」とでも言ってくれたらよかったのに!
彼氏(?)に愚痴ったら、
お酒を飲んで気が大きくなっていた彼氏が文句を言いに行ってしまって…
という流れなんでしょうか…

結局、お店のお姉さんに迷惑をかけてしまったということで、その帯は買い取ったのですが、
1度、着付けの練習で締めたっきり、仕舞ったままになっています。
イヤな思い出がある物って、ほんと見るだけで悲しい気持ちになりますね。
でも、気に入って手に取った物だから大事にもしてあげたいし…

お祓いでもしてもらおうかしら…(ちょっと本気)

綿絽の帯なので、この季節になると毎年思い出します…ああしょんぼり。
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大型ハイビジョンテレビの広告にこんな文字が…

「幻の染め」

…?
気になったのでクリックしてみると…

光の種類で色が変わる染め!?
え?天然の染料でそんなことができるの?!
驚きと疑問が一緒に噴出してしまいました。

その染めの名は「黄櫨染(こうろぜん)」。

今から1200年ほど前、平安時代前期に生まれた黄櫨染は、
天皇により、天皇しか身につけることが許されない
禁色(きんじき)として定められたのだそうです。

び…びっくりするほど色が変わる…!!
この変わり様を見た平安の人々は、さぞかし驚いたでしょうね。


「色が変わる、幻の着物 黄櫨染(こうろぜん)」 このページのトップへ

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