きもののひ

着物にまつわるあれこれを綴ります。

実家の箪笥にひっそりと紛れ込んでいる物体…
それは、謎のお道具…

経年によるシミを浮かべた薄ピンクのそれらは、
「これ、どうやって使うんだろう…というか、何?」
という疑問を投げかけられながらも、沈黙を守り続けています。

謎のお道具 其の一『止金』
20071207135054.jpg

色々な呼び名と形状があるようですが、
今手元にあるのがこちらです(多分)。
これ…帯をはさんで使う物だと思うのですが、
どうやって使えばいいのかわかりません。

著作権(のようなもの)があるのか、
おおっぴらに公開されていないような…?
誰かの着物本に「半幅帯を結ぶときに便利!」とあったので、
ぜひ使ってみたいのですが…
何かの本に掲載されていないのかしら…
ご存知の方、いらっしゃいます?

謎のお道具 其の二『衣紋抜き?』
20071207135500.jpg

ピンク色のゴム製で、三角形。
大きさは三角形の1辺が約3〜4センチくらい。
これ…衿の背縫い側(背中心)に縫い付けて使う衣紋抜き?

イラストのように、ピンクの線部分に紐を通して使うのではないかと
予測はしているのですが、用途がわからないままずっと居ます(笑)。


そのほか、使い方のわからない二部式帯、中途半端な幅の紐など、
実家の和ダンスは謎めいた道具に満ち溢れています…。
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ウールにしても絹にしても、単の着物の裾がめくれて、
白い裏がチラチラすると浮かない気持ちになる…
と和裁の先生がおっしゃっていました。

そうなんですよね、うん、解る。
私もそうです。

ただし、プリントウールを除いては。


肌が弱いせいか、ハイネックセーターを着ると
首がチクチクイガイガかゆくって、落ち着かなくなります。
しっかりした織りのウールやモスの襦袢も、
物によってはやっぱりチクチクします。
麻混の夏着物も、腕と足首がチクチクして浴衣としては着られません。

ああ!
「ウールのチクチク感が大好き」という知人がうらやましい!!

そんな中、薄手のプリントウール(大抵裏が白い)は
着ていてもあまりチクチクしないのです。
薄いから体にもよく沿って、武張ることもありません。
洗ってもシワクチャにならないところも好きです。

なのでつい、プリントウールだけは大目に見てしまい、
裏が白くて微妙だなあ、と思いながらも着てしまうのでした。
20071208090412.jpg

ほら、白いでしょう(笑)。

ところが、最近あまり姿を見かけなくなりまして、
どこへ行ってしまったのかしら、と寂しく思っている次第です。
高級な織りのウールはよく見かけるんですけどねえ。

見かけるうちに反物を買っておけばよかったなあ…。

20071208090421.jpg 20071208090429.jpg 20071208090440.jpg

これは今唯一手元にある染めウールの反物。
とっとと仕立てないと着られなくなりそうな柄です。

こういう古い反物に付いているタグ(の売り文句)が好きで好きで(笑)。
『きびしい検査に合格したウール着尺』
『はまゝつ ウール着物』
『小巾織物振興協会』
なんだかときめくんですよね。 このページのトップへ
最近、自分の着物姿を振り返っています。
『着物のお正月』である、秋になったからでしょうか。

今一番気になっているのは、補正。
柔らかものときは、胸と腰にタオルを入れているのですが、
厚手のウールや、ざっくりとした紬のときは、
腰だけで胸には入れていません。

胴全体にタオルを巻くと、
正面の姿がお相撲さんのまわしみたいに見えやしないかしら、
と気になるからです。
(長い帯板を使うと、まわしのように見えやすいそうですよ)

顔がまるいからゆったり着付けだと太って見える、気がするので…
乙女はいくつになっても「ほっそり見せたい」のであります。


が…振り返ってみると、着物を着たときの胸の下、
いわゆる「鳩尾(みぞおち)」のあたりが
やけにスカスカしていたような…

うーん…特に薄っぺらい体型でもないのに、
一体どういうことなんだろうか…
やっぱり補正が足りないのかな。

帯結びのセオリーに則って、
「下を締めて上はゆったり」にしていたのですが…
ゆったりしすぎだったのかも?
次は鳩尾にもタオルを乗っけてみようかしら。
ベストな補正を見つけるのも一苦労ですね…


つらつら思考をめぐらせる秋の夜長でありました。

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「ふたり(私と妹)の嫁入り道具のひとつだと思って〜」
という口説き文句が有効なうちに、
母の色無地を洗い張り(染み抜き)に出して、
縫い紋をひとつ入れちゃおう…

という作業が億劫で、はや3年が経過しようとしています(笑)。
家人らはあまり着物に明るくないので、
結果私が一手に引き受けなくちゃならなくなり…はぁぁ〜(ため息)

3年も経つと、他にも色々思う所が出てきて、
より一層億劫になってきてしまって…


綺麗なピンクの色無地は、
血管が青く透けるほど色白だった母には似合っていたけれど、
娘たちは三十路過ぎたら着られないかも…
(母は小学校の入学式まで着ていた。多分32歳くらい)

それに、地紋もちょっと古くさい感じがしなくもないのよね。
うーん…
思い出もあるし、染め替えはまだしないでおきたいんだよなぁ…
洗い張りだけするか…紋を入れて仕立てるか…
そもそも一つ紋の色無地を着る機会って、
お茶もしていない私たちに、あるの?
悶々とする日々です…。


一つ紋の色無地の活用範囲を考えていたら、
「一つ紋の無地紬の活用範囲って…?」
という新たな疑問がわいてきて…

色無地の一つ紋より格は下で…となると…いつ着るの?
お茶などのお稽古着?それだけ?
家紋をアレンジした洒落紋(「覗き」とか「三割り」とか)なら、
お出かけ着にしても違和感はない…?
気になるなら、いっそ羽織で隠してしまうとか?
「お稽古帰り」という設定で楽しむ、なんていうのは結構好きです(笑)。


たまに見かける、ぼかし(グラデーション)の
紋付き色無地の活用範囲も気になってるんだよね…

多色な分、カジュアル(礼装<洒落着)寄りだとどこかで見たような…
ぼかしなら小紋感覚でお出かけ着にもなりそう?
ちゃんとした披露宴はダメかもしれないけど、
レストランウェディングなら華やかでいいかもしれない。
そもそも、一つ紋の色無地で披露宴に出席する機会自体、
少なそうですよね。


検索していたら、ここを見つけました(前編の方です)。
礼装はともかく、お茶の世界ってきまり事が多いんですねえ…
「ぼかしのきものは小紋であって色無地とはいえません」って…
そりゃあ確かに「無地」じゃないけどさ…
しかし、そのスジのエライ人が言うことは
聞いておいた方がいいような気がしてしまいます…

一方で「小紋で結婚式に出席できます」とあったりして。
こういう「お呼ばれ着物」って、自分だけで判断するのはむずかしいですよね…
「この本では小紋でOKって書いてあった」としても、
「うちの孫の結婚式に小紋で来るなんて…!!」と憤慨する
おばあちゃまがいないとは限らないし。

「きもののタブー教えます・前編」
「きもののタブー教えます・後編」 このページのトップへ
20061128134945 20061128135011.jpg


このふたつの写真の違うところ、
どこかわかるでしょうか。

片方は分厚い着物雑誌の表紙、
もう片方はその着物雑誌の中にある、ガード加工の広告ページです。

小さくて解かりづらいかと思いますが、
そう、帯締めです。


少し前、カヅラキモノさんで「帯締めの結び目の方向」が話題になっていて、
みんなはどうなんだろう…と疑問に思っていたのです。

書店や図書館で見るマダム御用達の雑誌は、
規格統一がされているのか、みんな同じ方向を向いているのですが、
茶道関連の書籍にある、お茶会参加者の写真では、結び目の向きがまちまちでした。

着物にうるさいであろう茶道関係者の結び目がまちまち。
これは…ひょっとしてどっちでもいいのではないだろうか…。

私の着つけの先生は「帯締めも帯揚げも、結ぶときは左を上にして下さい」とおっしゃっていたので、
別の教室の先生(手描きの洋梨柄の染め帯着用!)をつかまえて聞いてみました。ら、
「本当はどっちでもいいんですよ」というあまりに明朗なこたえ。
「あ…そうなんですか…」と拍子抜けしていると、
「某キモノ雑誌(有名)では、着物の合わせと同じ方向に合わせています、って断っているみたいよ。合わせの高さにあわせて、左が高くなるようにしているみたい」
へえ〜。
この際だから色々聞いてみよう。
「ええと、じゃあ帯締めを右は上から左は下からというのは…」
「昔はあったみたいだけど、今は帯締めのラインが真っ直ぐに見えてきれいだから、両方とも上からしているみたいね。それもどっちでもいいのよ。晴れとケの席ではきちんとしなくちゃだめだけど」
へええ〜。

どっちでもいいんだ…。
よかった…私、右と左とを互い違いに入れるの、好きなんだよね。
たとえラインが真っ直ぐじゃなくても。
たとえ動いているうちに左がだら〜んとしてきても(笑)。
たとえ着つけ教室の「粋系着こなしおばさま」に真っ直ぐに直されようとも!

帯締めや帯揚げの結び目(の合わせ方)を見ていると、
昔の雑誌では右が上だったり左が上だったり、本当にまちまち。
冠婚葬祭のときさえ間違えなければ、あとは気楽に着るのがいいみたいですね。



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